東洋医学では、身体のいろいろな所に全身が反映されると考えられています。
例えば頭や手のひら、お腹、背中そして足裏などにそれぞれ全身の状態が反映されているという考えです。
なかでも有名なのが足の裏を刺激する足つぼです。足つぼは足の裏にある反射区を刺激することで内臓など身体の様々な器官に影響を与えます。
そもそも人類は元々裸足で凸凹の道を歩いていたため常に足の裏が刺激され、そのことが脳や身体の発達に影響していました。
実際、脳における足の裏を感知する領域は手のひらを感知する領域と変わらないくらい広く、さらに脳のこの領域は自律神経を介して内臓にも影響を及ぼしています。
ですが、我々は靴を履き舗装された道の上を歩くようになり、めっきり足の裏を刺激することが無くなってしまいました。
また歩くこと自体減ってしまったため、より足の裏の感覚は鈍く動きも悪くなってしまっています。
このように鈍くなってしまった足の裏。それを揉みほぐすことで、足のむくみや疲労感だけでなく全身に影響を与えることが出来るのです。
前回・前々回と脚の話を続けてきましたが、大切なのはふくらはぎだけではありません。
脚のむくみや冷え、内臓が弱ってきたと感じている方、是非一度足つぼのマッサージをお試しください。その場で効果が実感できますよ。