【保健室】脳の老化予防

寒い冬が過ぎ、暖かくなってきたこの頃ボーっとしたり物忘れが多く感じたりしていませんか?ただそれだけならいいのですが、認知症の始まりかな、と少しでも頭によぎることありませんか?今回はその予防策を紹介していきます。

まず、脳の歴史を辿ると「脳はダメージを受けると自然回復されない」と言われてきましたが、最近の研究では「脳細胞は何歳になっても新たに生成され、常に変化する」と証明されたのです。

どんな人でも脳の構造は同じなのに、脳の働きに差が出るのは、脳を使うことで形成される神経細胞同士のネットワークによるものなのです。すなわち、継続的に頭を使い続けることで脳の回転を速くするようになり、頭を使い続けることで老化を予防できるということです。

アルツハイマー型認知病の場合、徐々に脳のシワとシワの間が広がってきます。「脳委縮は目立っていないのに、ボケる人」と「脳委縮が進行してるのに理路整然としている人」の違いはまさに頭をよく使っているかの違いで変わるといいます。

現在は、さまざまな薬があり何かと病院に行っては薬を貰いがちになり、その場だけの痛みを和らげる治療が見受けられます。いったん立ち止まり自分の症状に向き合い、「すぐに薬」という考えをなくしてみませんか?