【保健室】歯の治療

当院では歯の治療をされている患者さんに首肩の症状に気をつけるようにお伝えしています 。

実際、普段より首肩のコリがきつくなった方に話を聞くと『今歯医者さんに通って治療しています』ということがあり、特に抜歯治療の後や歯科矯正中の方に多く見られます。

元々口の動きは噛むことが主であるため噛む筋肉は発達しているものの、口を開ける筋肉というのはあまり発達しておらず、首や肩の筋肉を使って開けているのです。

ですから、口を大きく開けっぱなしでいることは首から肩の筋肉の緊張を強いられるのです(実際大きな口を開けて首を触るとよくわかると思います)。

また、歯が痛むとその周囲を守ろうとして首肩が緊張してしまいます。 このような状態が続くと首肩のコリだけでなく、頭痛顎関節症の原因となってします。

このように、歯医者さんで治療している時は肩首に多くの負担を掛けてしまうのです。

歯の痛みは放っておいても治らないので、きちんと治療することはもちろん大切なことです。ですが、その治療の過程で首肩に負担をかけ体調を崩してしまっては元も子もありません。

歯の治療をされている時には同時に首肩の状態も整えてあげると安心です。