【保健室】生理痛

腰痛持ちの女性の場合、大概の方が月経に関して何らかのトラブルを抱えています。 そもそも子宮や卵巣といった臓器は骨盤内腔臓器と言われ(図参照)、骨盤の中にあるため腰や骨盤の影響をもろに受けてしまいます。

普段から血流の悪い骨盤内に月経時に血液が流れ込み、その過程で様々な症状が出てくるのです(この状態が長引くと子宮内膜症や子宮筋腫の一因ともなります)。

ですから腰を治療し骨盤内の血流を常に良い状態に保てられれば、生理痛などの症状が軽減させられるのです。実際当院でも腰の状態が良くなるにつれて、生理痛が楽になると言う声をよく耳にします。

また婦人科疾患は冷えとのつながりも密接なので、日頃から『冷え』への対策も必要不可欠です。そしてこの冷え症も含めた体質改善の意味で鍼や灸なども非常に効果的です。

婦人科の疾患は他人との比較ができなかったり、なかなか口に出しづらいためか我慢したり、痛み止めでしのいでいる方が多いようです。

しかし、症状には必ず原因があります。その原因にしっかり対応すれば、症状は軽減します。ですから我慢したり一人で悩んだりする前にご相談ください。