【保健室】乾燥に負けない呼吸器を

乾燥はお肌の大敵であるだけではなく、実は呼吸器系にとっても大敵なのです。

東洋医学では呼吸器系(肺や気管など)と肌は密接な関係にあり、お互いに強く影響し合っていると考えられています。そのため、お肌の状態が呼吸器系の状態を反映するとされています。

そしてお肌と呼吸器系にとっての大敵は乾燥です。冬など乾燥しやすい時期に咳や鼻水・鼻づまりなど呼吸器系の疾患が多くみられるのは、寒さもありますが、その一番の原因は乾燥なのです。

特に、暖をとるためにエアコンやストーブを使うと空気中の水分を奪います。必ず加湿するよう気を付けましょう。


乾燥に気を付けることも大切ですが、 その一方で呼吸器系そのものを強くすることも非常に大切なことです。では呼吸器系を強くするにはどうしたら良いのでしょうか?

前述の通り呼吸器系とお肌はお互いに強く影響し合っているため、お肌を鍛えることで呼吸器系を強くすることが可能なのです。

お肌を鍛える方法としては寒暖の差にあえてさらすこと(サウナや交代浴など)や乾布摩擦も有効です。当然体調を覗いながらになりますが、少しずつ鍛えていくとだんだんと耐性が付いてきて、あまり外気に影響されなくなってきます。

そうすることで呼吸器系も鍛えられ、あまり風邪っぽい症状が出なくなってくるのです。これらは特に幼少期に行うととても有効です(大人以上に無理はさせず、少しずつ行ってください)。

これから乾燥と寒さの厳しい季節になります。温度・湿度管理とともに呼吸器系を鍛えてみてはいかがでしょうか?