【保健室】妊娠時の身体の症状

今回は妊娠時の身体についてのお話しです。

まず知っていただきたいことは、『妊娠後に現れる症状は妊娠したことで悪くなったのではなく、元々悪かったところに症状が出てきている』ということです。

つまり、妊娠前は無症状だったとしても潜在的なもの(自覚症状のないコリなど)があれば、元々悪かった身体に妊娠という変化が加わって症状が出てきてしまうのです。

妊娠初期に出る症状としてはまず『つわり』があります。これは元々肩凝りがある人に症状として出やすく、肩こりが改善すると楽になります。

そして段々お腹が出てくると腰が反らされ、もともと腰の反りがあまりない方は腰痛になりやすくなってしまいます。

さらにお腹が大きくなり重くなってくると股関節が広がりやすくなり(O脚気味)、股関節やおしり、膝の痛みなどが出ることがあります。

このように、妊娠と一言で言っても時期によって症状の出方や原因が異なるのです。そのため、妊娠週数と症状をきちんと見極めてから治療をしなければ効果が出にくくなってしまいます。

妊娠という素晴らしい経験を健やかに過ごすためにも、何か症状がある時はお気軽にご相談下さい。(マタニティマッサージの診療案内はこちらをご覧ください)