【保健室】呼吸と姿勢

普段、ほぼ無意識でしている呼吸。実は姿勢と大いに関係しているのです。

そもそも呼吸は肋骨と横隔膜を上げ下げすることで行っています。

しかし背中が丸くなってしまうと、肋骨の上げ下げが出来なくなり深い呼吸が出来なくなります(実際に背筋を伸ばした状態と丸めた状態で深呼吸をすると分かると思います)。

また、背中の緊張が強くなると横隔膜も硬くなり、これも呼吸が浅くなる要因となってしまいます。

そのような状態になるとため息が増えたり頭がボーっとしてしまい、さらにこの状態が長年に及ぶと呼吸器系が弱くなってしまい、病変の原因ともなってしまいます。

また、肺も伸び縮みをしないと硬くなる性質があるため、長年にわたって呼吸が浅いと肺自身が縮んでしまい、お年寄りの肺炎など様々な病気の原因になっていると考えられます。

正しい姿勢で深く呼吸することは健康の源です。皆さんもゆっくり深く呼吸をしてみて、息苦しさやりづらさを感じたら姿勢に問題があるかもしれません。そのような方は一度ご相談下さい。