【保健室】出産

さて前回に引き続いて今回は『出産』についてお話しましょう。

いよいよ臨月を迎えてくると赤ちゃんは出産の準備に入り段々と下へ降りてきます。しかし、腰の調子が悪く骨盤周りの筋緊張が強い方はなかなか下りてきてくれず、出産の時期が遅れる原因となってしまいます。

さらにこのような状態が続くと子宮口の開きも悪くなり陣痛が長引いたり、いざ出産という段になって難産になってしまう可能性が高くなったります。

一方で、腰の悪い方の中には逆に骨盤周りの筋肉がゆるんでしまう方もいます。このような方は赤ちゃんの重さに耐えきれず、妊娠後期の早い段階から下りてきてしまって早産や破水の原因につながります。


このように腰や骨盤の状態は出産に直結してしまいます。

事実、当院に妊婦時代から来院されている患者さんは安産だった方が多く、産後の肥立ちもよい傾向にあります。

出産はお母さんと赤ちゃんの共同作業です。お母さんが辛い思いをするということは赤ちゃんも辛い思いをしているのです。

ご自分の為ばかりでなく赤ちゃんの為にも腰や骨盤を整え、出産という素敵なライフイベントを迎えましょう!!