【保健室】食中毒

今回は梅雨時期から徐々に増加する食中毒についてお話します。

食中毒を引き起こす原因は『細菌』や『ウイルス』です。まずはこの『細菌』や『ウイルス』を体内に入れないことが最重要です。

手洗いの慣行やまな板・包丁の管理、食材の温度管理、しっかり火を通すなどの対策をしっかり行うことで予防をしましょう。

 一方で、ニュースなどで集団食中毒の話題が出ますが、同じ食事をしていても全く症状を出さない人から症状が出ても軽い人、入院が必要になる人など程度は様々です。

このような程度の差は我々の消化器系統の免疫機能の能力によって生じます。先に挙げたような予防をしても完全ではなく、時に我々の口に『細菌』や『ウイルス』が侵入することはあります。

この時消化器系統を中心とした免疫が身体を守っています。おう吐や下痢も身体が毒素を体外に出そうとする防御機能の一部ですが、免疫力が弱っている程症状は強く出てしまいます。

また梅雨時は冷たいものを食べたり飲んだりする機会が増え始め、消化器系が冷やされて弱ってしまうことで食中毒にかかりやすく、重篤化してしまう原因となっています。  ですから前述のような予防に加えて、冷たい物を控えたりすることで消化器系への負担を抑えることが肝要です。また睡眠の質を上げしっかり疲れを取ることで、免疫力を高めておくことも忘れてはいけません。