【保健室】偏頭痛、慢性頭痛

 当院に来る偏頭痛、慢性頭痛の患者さんに共通して見られるのが首から肩にかけてのアンバランスな筋緊張とストレートネック(後弯症:写真参照)です。

これらは長年の肩コリが原因で引き起こされます。『たかが肩こり』とたかをくくっていると、頭痛にまで至ってしまうのです。

 マッサージを受け、その時は良くてもすぐ再発してしまう方はこの骨格が絡んでいるためだと考えられます。

ですから、頭痛の治療は首から肩にかけてのコリをほぐすとともに、首の骨に反りをつける事が重要となります。

骨格の状態は首を後ろに反らせる事で簡単に判別する事ができます。反ってみて痛みが出たり、引っかかる感じが出たりしたら要注意。骨格に何らかの問題が生じているかも知れません。

 頭痛も体からのサインです。軽視せずきちんと原因を見定め対処すれば、快方へ向かいます。諦めず、頭痛薬を飲む前にまずご相談ください。