【保健室】顔の痛み

顔の痛みといっても痛みの出る部位は様々です。額や、ほほ、鼻、目の周り、耳の前、口周辺、人によっては歯茎に痛みの出る方もいます。

元々顔の感覚をつかさどっている神経は三叉神経といい、耳の前から出て三つまたに分かれ(下図参照)それぞれ額・ほほ・あごへと延びて顔中に行きます。

ですから、三叉神経に支障が出ると顔のどこに痛みが出てもおかしくはないのです。そしてこの三叉神経に直接影響するのが首の状態なのです。

偏頭痛は経験している方も多いので、その原因が首肩のコリであるということをご存じの方も多いと思います。

ですが、顔の痛みというのは珍しいため、首が原因で引き起こされるということを知っている方は少ないのではないでしょうか。

口の周りや歯茎なら歯医者さんや口腔外科、それ以外の痛みだと整形外科や脳神経外科などを受診されると思いますが、それでも原因不明の痛みが顔に出ている時は一度ご相談下さい。

実際このような経緯で来院され、症状が快方に向かう患者さんも多くいらっしゃいます。