【保健室】自律神経失調症

自律神経というのは交感神経と副交感神経からなり、全身の内臓や血管の働きを自律的に調整して体内の環境を整えてくれています(図参照)。

ですから、自律神経が乱れると頭痛、めまい、耳鳴り、胃腸障害、ふらつき、息切れ、動機、抑うつ感、疲れやすい、倦怠感、手足の冷え、のぼせ、食欲不振、不眠など多種多様な症状が現れます。

これが俗に言う『自律神経失調症』です。この自律神経失調症を引き起こす要因もストレス、過労、不規則な生活、月経に関わるもの、先天的に自律神経が不安定など多岐に及びます。

これらの要因により身体のバランスを崩し、結果として自律神経に由来する症状が出てきてしまうのです。

当院では元々身体のバランスを整えることを主眼としているので、必然的に自律神経症状の改善につながります。

また自律神経は脳から出て背骨の脇を通り各内臓器や血管へと伸びているため、背骨の矯正も不可欠です。背骨の周りにあるコリはそこを通る自律神経に影響を与え、先に挙げたような種々の症状の原因となるのです。

しかし何よりも大切な事は生活を見直し、改めうる事は改める事です。生活のリズムをできるだけ一定にし、十分な休息を取ることが重要です。