【保健室】腎臓

今日は「腎臓」についてお話します。他の臓器に比べて加齢の影響を受けやすいのが腎臓。

腎臓は一番下の肋骨の内側にある左右1対の小さな臓器で、2つ合わせてわずかな300gの腎臓には毎分約1Lの血液が、心臓から四六時中流れ込んでくるため、加齢で高血圧や動脈硬化になると血液の流れが悪くなって腎臓の機能が低下します。また、糖尿病の合併症で腎臓の血管障害が起こる糖尿病性腎症はとても有名です。

黙っていても加齢で腎臓は衰えます。さらに肥満の先にあるメタボ系の基礎疾患と同時進行で腎臓劣化のリスクはより大きくなっていきます。腎臓に負担が大きい食べ物とは高カロリー、高脂質、高糖質、塩分過多といったもの。

最近は、バランスを考えサプリを飲まれる方も増えています。食前に食物繊維のサプリを飲んで食中にマルチビタミンミネラル、食事後半で脂肪を分解する胆汁酸が出てくる頃にDHAを取ります。これもまた、摂取のし過ぎは肝臓に負担がかかりますがな量を考えて摂取を心がけましょう。結果、血糖値の上昇は回避され不足している栄養は補充され血液はサラサラに!

腎臓ケアでは、減塩がマストと言われています。塩分を過剰摂取すると体内の塩分の濃度が高くなります。そうすると元に戻すために水分を取るため体内の水分量が増え、血液量が増えて血圧が上がる為、腎臓内の血管が硬くなり、腎機能が低下する。という流れになっています。

成人男性の1日の塩分摂取量の目標値は7.5g未満ですが、現実は10g以上の塩分を摂っています。女性も男性ほどではないですが、目標値を上回る塩分摂取をしています。

腎臓が正常に機能しなくなると、体内に老廃物が溜まり、様々な健康問題を引き起越す可能性があります。足の浮腫みはもちろん、見た目の変化にも注意しながら日常生活を意識していきましょう。

当院では、浮腫みを撃退できるフットマッサージをおこなっています。足の裏はもちろん、張りやすいスネや重ダルくなりやすいふくらはぎを徹底的に流していきます。足の反射区には、腎臓のツボがあります。押されるとズーンという痛み、ゴリゴリを感じる方は要注意です。

ですが、施術が終わった後の足の軽さや見た目のスッキリ感は皆様にとてもご好評でリピートする方は沢山いらっしゃいます。今の時期はGW明けの疲れが出てきて最近の天気にも体調を左右される方が増えています。夏に入る前にしっかりと体を整えて、元気に過ごしましょう!