今回は頭皮鍼についてお話します。今年から当院では、頭皮鍼のコースをはじめ、多くの方からご好評を頂いております。
そこで、はじめてやられる方が恐怖心なく始められるように、目的や受けることによってどのような効果があるのかをお話していきたいと思います。

まず、目的や効果としては、「頭のコリほぐし・眼精疲労・血流改善・自律神経の乱れ(疲れ・不眠・めまい)・髪の毛の悩み(薄毛・パサつき)」などが挙げられます。
もちろん、このような症状がある場合は睡眠も大事になってきます。睡眠の目的は「疲労の回復・記憶の定着・脳の老廃物の排出・筋肉や腱の伸張性や収縮力の獲得」です。
ではまた頭皮鍼の話に戻りますが、当院では頭に鍼をさし、その鍼にパルスという低周波電流を流し筋肉や帽状腱膜に直接刺鍼します。鍼治療の刺鍼でここで注意なのが、前後にアルコールや喫煙を控えることです。
前頭筋と後頭筋は帽状腱膜という膜でつながっています。前頭筋は眼と鼻の上方の皮膚と筋膜にくっついてるため眼や眉毛、瞼の裏側の痛みや頭痛・視覚障害・枕を使用して寝ることができないなど様々なトラブルが起きます。しかめっ面や前頭部(額)のしわ寄せを避けましょう。そして眼輪筋の基本的な機能運動は眼を閉じることです。頭痛・片頭痛・三叉神経痛・眼周囲の痙攣・視力障害(弱視)・眼瞼下垂・副鼻腔の痛みなどでのトラブルがあります。
前頭前野の機能低下により鎮痛効果は減弱します。ですが、鍼通電は前頭前野の活性を高め内因性鎮痛機能をより賦活(ふかつ)させます。特に自立神経の機能は10代から下がり続ける一方で50代は20代の3分の1にまで下がります。この副交感神経機能を20代・30代頃までに回復させるのは難しいことです。
東洋医学で「頭部瘀血(おけつ)」という状態があります。それは、頭部に悪い血が溜まり頭皮にハリがなく頭部全体または一部がブヨブヨしているまたはむくんでいる状態のことをさします。
症状としては、頭痛・鬱っぽくなりすい・注意力集中力の低下、初見としてはブヨブヨ感・赤黒い頭皮・頭皮の圧痛、原因は過度な精神的なストレス・過労・頭の使い過ぎ・下腹部のOP歴が挙げられます。
頭皮の血管はほとんどが毛細血管で1カ所が鬱血すると周囲に広がりやすい特徴を持ちます。
また鍼が苦手な人にはヘッドマッサージをおすすめしています。梅雨の時期は低気圧の日が多く血管が拡張し片頭痛が起きます。さらには、湿度が高くなると発汗しにくくなり体温調節が上手くいかず、体調を崩しやすくなります。そして、浮腫みやすくもなりだるさや頭痛などの症状も出てきます。

高湿度で困るのが、カビやダニが繁殖しそれを吸い込んでアレルギーが悪化するというケースもあります。そこで、頭痛を抑えるような日頃の生活習慣としてビタミンDを摂ることをおすすめしています。それは、片頭痛の回数を減らしたという論文もあります。
食物繊維を摂り、腸内細菌のエサ・発酵性のものを摂り腸内環境を安定させ自律神経が整い頭痛が治るという流れです。脳に熱が溜まり、放散されない状態「頭寒足熱」と言い、脳の自立神経の中枢は鼻の穴からの鼻腔と近い場所にあります。鼻から冷たい空気を吸い込んで冷やすのも大事なことです。人間に最適な温度は26℃前後と言われています。それに比べて脳は23℃前後だと言われています。これを聞くとやはり、鼻からの呼吸はとても大事なことが分かりますね。
その人によって何が合うのは分かりません。ですが、気になるものは試してみるのも良いと思います。頭皮鍼もヘッドマッサージも整体とセットですと¥1,000引になります。是非、当院をご利用ください。




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