【保健室】脳のお話∼続き∼中脳とパーキンソン予防のヒント

”見る・聞く・動く”をつなぐ中枢=中脳

日常生活の中で「目で見て反応する」「音に気づいて振り向く」といった動きは当たり前のように行われています。しかし実はこれらは、脳の奥深くにある“中脳”という場所が大きく関わっています。

○中脳の役割とは? 中脳は、視覚・聴覚・眼球運動などを統合する重要な中枢です。

例えば・音がした方向に目や顔を向ける・動くものを目で追う・危険を察知して素早く身体を動かす、こういった反射的な動きをコントロールしています。つまり中脳は、「感じる」と「動く」をつなぐスイッチのような存在です。

○パーキンソン病との関係

中脳の中には「黒質」という部分があります。ここはドーパミンという神経伝達物質を作る場所で、スムーズな動きをするのに欠かせません。この黒質に異常なタンパク質が蓄積し、神経細胞が変性してしまう状態がパーキンソン病です。 

主な症状は・動きが遅くなる(無動、寡動)・筋肉がこわばる(固縮)・手足の震え(振戦)・姿勢バランスの低下など、日常生活に大きく影響します。

予防のヒントは「眼球運動」中脳の働きを保つために、シンプルで効果的なのが”眼球運動”です。目を動かす事は、単に視力の問題ではなく、脳と身体の連動を活性化させる重要な刺激になります。

おすすめは以下のトレーニングです。

・上下左右斜め放射状に目を動かす。(サッケード:読書、周囲の観察)

・指を目で追いかける(パスート:飛ぶ鳥を追う、歩く人を見る)

・遠くと近くを交互に見る

・音のする方向に目を向ける

これらは中脳を刺激し、反応力や姿勢制御の維持にもつながります。

中脳は反応する力を支える重要な中枢です。その機能が低下すると、又は偏ると、身体の動きやバランスが崩れ特定の場所へ負担をかけ痛みを引き起こす原因となります。

だからこそ、日常的に”目を動かす”ことが予防の第一歩になります。

身体は【目】から変わります。

横浜整骨院では、こうした神経系からのアプローチも大切にしています。気になる症状や違和感がありましたらお気軽にご相談ください。心よりお待ちしております。